上部を飾る動物の顔のインパクトに負けない、大胆に柔らかく広がるグラス部分は、ワインを楽しむのに丁度良いサイズに作られています。頭部を下にして置いた時にきちんと自立する姿は、頼もしくもあり優雅な表情を醸し出しています。20世紀前半のアールヌーボーは日本人の感性に非常によく合っており、この時代のデザインは長く愛されています。19世紀後半のアーツアンドクラフト運動からそれに続くアールヌーボーは、ピューター(錫に銅などの金属を加えた合金)による優れた作品が生み出されました。このピューターを頭部の造形に使う事で、他の金属よりも柔軟な表現が出来、インテリアとしても楽しめるワイングラスとして仕上がっています。

ニューヨークをはじめ、世界中で賞賛を得たこのワイングラスは現在シンガポール、アメリカ、香港などさまざまな地域で販売されています。大事な人にギフトで渡せばきっと喜ばれることでしょう。

Goody Grams (グッディグラムス) とは、物理的な重さを表現するg (グラム) ではない、価値の重さを表しています。デザイン、素材、機能など目に見えることだけではなく、ものが生まれた背景や生産技術など目に見えない重みもプロダクトにのせています。時を超えて大事にされたものには品格さえ感じられます。Goody Gramsから生まれるプロダクトは、手に入れた時の満足感はもちろん、使い込むほどにいろいろな表情を見せられるよう経年変化を楽しめるデザインを追求しているのです。ありふれた価値にとらわれることなく、時代と場所を超えた価値観を見出すこと。この考えをもとに、常に新しい製品を、日本はもとより世界各国へ発信しています。